2011-02-01から1ヶ月間の記事一覧
半紙大 【道歌】賎の男(しずのお)の仕業知れとやことよせて 野辺も山辺もゆかしむるなり 《賎の男=身分の低い男のこと》 ハガキ大
千手千眼観世音の略 衆生の迷い苦しみを千本の手に表す観音 ふつう42本の手を持つ像につくる 「シラミ」の俗称がある いろは屏風より
江戸時代に多くの画人が好んで「達磨と遊女」を描いている それを見た大津絵師が描き伝えるうちに「一休と地獄太夫」と成り今に至るか? 画題名が何であろうと恐らく当時の世相を皮肉っている事に違いはない いろは屏風より
源頼光(みなもとのよりみつ) 大江山の酒呑童子(しゅてんどうじ)退治伝説で知られる 伝説をぜひ読んで 鬼の悲哀を知っていただきたい いろは屏風より 残されている昔の図は 細部にまで気をつかっている 描き伝えられるうちに 前図の様に本質的な要素は残し簡…
梅の花を持つと思われる娘の姿 着物の色が大好きです 半紙大 桃の花を持つ娘 短冊にはどんな歌が書かれているのだろう たて180×よこ100センチ 展覧会場実演画
いつになれば春が感じられるのか 春の扉をこの鬼にこじ開けてもらおう 「鬼の寒念仏」は最も早くから晩(おそ)くまで描き続けられた図 展覧会時の実演画です たて180×よこ100cm
大津絵は 「大津絵の筆のはじめは何仏(なにぼとけ)」と松尾芭蕉の句があるように 仏画からはじまり 世俗画 風刺画 心学と結びついた教訓画へと成ってゆく いろは屏風より
全長30cm 本職の相撲取りか あるいは奴か 気迫の対戦場面 かっと開いた両者の目 技はと見れば「かわず掛け」
「牛若丸」京の五条の橋の上 牛若丸と弁慶が主従の誓いを交わしたところ 「弁慶の立ち往生」衣川の館前 弁慶は義経(牛若丸)を守り時をかせごうと仁王立ち この二図は二人の出会いと別れが想われる 【道歌】時にかなう七つ道具は人の情け むさしといふはわた…
梅の次にはと せわしく桃の図を出しましたが 今日は雪 昨日までの順調を思わせる春への兆しはいずこへ 【道歌】ひらくべき時をたがへぬ桃の花 ものいひのなき道をこそしれ いろは屏風より
梅の時期に外せない画題 私の記憶が正しければあと2週間もすれば ホーホケキョ 【道歌】我知らず春さへ来れば鶯の 鳴くがまことのほう法華経 半紙大
節分の行事に疲れた鬼達 月のパワーを授かろうとして 癒しの旅にむかう 「内部画」たて85×よこ95cm 衝立(ついたて)仕様
立花は仏前への供花に始まるという 前の大きな花は椿と思われる 同じ図もバックが違うと雰囲気も違う 【道歌】いろいろの道具をならべたつるとも しんがすはらにゃ花にならぬぞ
明日は節分 大津絵ならではの逆図二作です 【道歌】鬼は外 鬼は外へと払うたる 手の内にこそ福はありけり パネル額 たて100×よこ70cm 笑顔でも 心の鬼が 福を追い いろは屏風より