2021-01-01から1年間の記事一覧

大津絵/文よむ女

50代に描き 軸にした「文よむ女」です 会の展示会に出すために軸装に仕立てました この絵の『推し』は文の文字です 内容は好きにしてもいいとの教えがありましたから自分なりに言葉を決めて書き入れました 文字を入れたくて「文よむ女」に挑戦しました 文…

大津絵/寄せ絵「春よ来い」

会の恒例行事 京都駅地下道のストリートギャラリー展です 今年は 額の中身を展示しました サイズは 30cm✖140cm 以前 別の会に展示しましたが その時は額入りでした 搬入搬出で重かったという記憶があります 「春よ来い」とイメージをして 絵を寄せまし…

大津絵/瓢箪から駒

瓢箪から駒が出る図です 二枚仕上げて一時間弱でした 動物は正直苦手です この図にお目にかかるのは随分久しぶりです 午年の年賀状の為に描く人もありますが 私は避けていたようです 馬より瓢箪が小さめの方が良いこと そして 馬がハンサムだ とアドバイスを…

大津絵/鷹匠(たかじょう)

私は長い間「たかしょう」と思っていました 「たかじょう」なのですね 大変失礼いたしました 大津絵十種にも入っている人気のある図です 今回も二枚仕上げるのが必死でした 手数が多いこともあり先生の手順を追っかけることに集中しました 疲れました でも心…

大津絵/釣鐘弁慶

久し振りに教室に出席しました 画題の複雑さもあり 二時間余りの集中は正直疲れました しっかり二枚を完成出来たことは嬉しかったのです 弁慶の頑張る姿が少しは描けたと思います 私の絵を描く体力や集中は二時間が限度でしょうか 元気を出しましょう(^O^)/

大津絵/藤娘

保管不備の為 シミがいっぱい出ています 少し悩みましたが投稿します 20代の作品です 軸としては二作品目 今にして思えば大胆な書きぶりにおどろいています 怖いもの知らずだったのでしょう 若かったのですね ツッコミどころも多々おありでしょうが そこは…

大津絵/神馬(しんめ)

これも40代の時の作品です 「神馬」とは神が騎乗する馬として神聖視された馬ときいています 黒馬は降雨の祈願 白馬は止雨の祈願のようです この絵の時の状況は今も鮮明に覚えています いつもの教室で先生の指導を受けていました たまたまいい和紙に描くこ…

大津絵/鬼の寒念佛

40代の作品です 「鬼の寒念佛」は種類が多く この鬼を描くことは少なかったように思います あまりにも顔が大き過ぎます 三頭身? 軸に仕立てようと誰も思わない作品です でもとても楽しく描いていた様子が感じられます 自己満足の世界にいました 大津絵を…

大津絵/花持つ女

2000年以前の作品の内 時々軸に仕立てることがありました 多くは会の作品展に出したっきりで後は部屋の隅に積んだままでした 今回 軸12本を取り出してみました 二十歳代に描いた物から三十代 四十代とそれぞれ思い出深いものです 今回の投稿は四十代の…

大津絵/鬼の寒念佛

残暑お見舞い申し上げます そしていつまでも続く雨 いかがお過ごしでしょうか 10年前の正月に 実家にて実演した「鬼の寒念佛」です ふすま一枚くらいの大きさです 元気な絵に励まされるようで 思わず写真を撮りました 絵を大切にしてもらってありがたいです…

大津絵/提灯と釣鐘

ちょっぴり猫背のお猿さんになりました 提灯と釣鐘の重さは誰が見ても逆ですよね でもそれを押し通す猿の知恵の浅はかさでしょうか お猿さんのやせ我慢 ツッパリ加減が見えてしまいます 頑張れ! [道歌] 釣鐘の重きはかろく 提灯のかるきをおもく なすは猿知…

大津絵/鬼の寒念佛

三か月 教室をお休みしていました 久しぶりの教室での緊張を楽しめました 好きな「鬼の寒念佛」だったので意外と筆が進みましたが 少し乱暴な仕上がりになったようです 右向きの鬼は昔から存在しますが 右斜め向きは四代目松山先生のオリジナルと聞いていま…

大津絵/立花(りっか)

猛暑が続きます 皆さまいかがお過ごしでしょうか 熱中症にも気遣い乗り切りたいと思っています 今回の投稿も以前の作品ですが 大津絵には珍しい花の絵です 気持ち的にひと休み気分です 仏前への供花に始まる立花 中央が白の椿もあります [道歌] 色々の道具を…

大津絵/千手観音

主人の命日の投稿です 八年間この日の投稿は決めています 何度見ても 良い表情の仏様と自負しています 大好きな絵なのです 依頼されての絵なので 写真のみで出会えます 今 千手観音を描ける自信はありません 主人に恥じない毎日が送れているか自問自答する今…

大津絵/一休と地獄太夫

また見つけました 何年か前の投稿忘れです 絵の具か墨の濃度の所為でしょうか 和紙が思いの外縮んでいます 御見苦しさはどうかお許しくださいm(__)m 禅僧一休と遊女地獄太夫が歌を詠み交わした時の様子でしょうね お互いの着物を交換しています ほろ酔い気分…

大津絵/青面金剛(しょうめんこんごう)

去年11月の教室での画題「青面金剛」 遅くなりましたが投稿忘れです 仏画を必死で描き上げた跡がうかがえます 先生のペースについていくこと そして仏画を2枚仕上げようと少し欲張りだったでしょうか この絵の中で鶏をスムーズに描けたことが良かったこと…

大津絵/花持つ女

大津絵の資料には「踊娘・おどりむすめ」と記載されています 花木の枝 笠 扇子を持つ者 或いは持ち物無くして踊る者様々らしいです この絵も二十数年前の箱入りの絵です 花は梅でしょうか 短冊もあり 踊っている一瞬が想像できそうです 以前から私の描く娘は…

大津絵/鬼の寒念佛

この絵も 二十数年前の箱入りの絵です しばらく教室をお休みしていますから これを機会に過去の絵の投稿です 「鬼の寒念佛」ですが 一部分を描くことに興味を覚えた時で夢中でした 紙の大きさは 縦60㎝✖横30cm 三枚描き内一枚はお嫁にいきました それぞ…

大津絵/若衆

またも二十数年前の箱入りの絵です 一時期この「若衆」にはまっていたことを思い出しました 太刀を持つ手 房をつまむ手 袂(たもと)の柄 魅力的な要素が沢山ありました この時は夢中だったのです もし今描くとしたらこの絵には及ばないでしょうね 若さと根気…

大津絵/町奴(まちやっこ)

今回の「町奴」は朱色で仕上げました 以前の絵は赤茶色や緑色でした 私としては 赤茶色が好みです 「町奴」となっていますが 「雁金文七(かりがねぶんしち)」と表記している本もあります [道歌] 負けることをば きらやるけなが 何故に欲には よふ勝たん 雁金…

大津絵/竹に虎

十年ぶりの再投稿です [道歌] 世の中の 虎狼は何ならん 人の口こそ なほ勝りけり 「牡丹に唐獅子 竹に虎」とあり 絵になる取り合わせのよいもののたとえです 他に 「梅に鶯」「紅葉に鹿」があり どれも季節を感じさせる組み合わせです [道歌]については 人の…

大津絵/鍋冠祭(なべかんむりまつり)

米原市筑摩神社(ちくまじんじゃ)に伝わる鍋冠祭に由来する 「大津 追和気」に掲載されていますが 着物など四代目松山先生の創作です 例年5月3日に祭りが行われます 去年は中止となりましたが今年は? 数え年8歳の少女8人が狩衣姿に張り子の鍋をかぶって行…

大津絵/梅に鶯(うぐいす)

今の季節です 梅が咲き鶯が鳴き始める頃になりました 「梅に鶯」とは言え この鳥はメジロですよね 鶯は鮮やかな緑色ではないのです しかしながら 大津絵として古くから伝わっている色は緑色 つまり鶯色なのです 不可解なこともありますが 二羽の仲良しさに免…

大津絵/位牌(いはい)

大津絵の中でも珍しい絵を見つけました これも二十数年前の箱入りの絵です 「位牌」の絵があまり好まれていないのか描く機会がありませんでした この絵は一度だけ展示されました 会のみんなで手分けして出来るだけ多くの大津絵を描いて観ていただこうという…

大津絵/立美人(たちびじん)

二カ月半ぶりの大津絵教室 筆がスムーズに動くだろうかと不安のところにこの絵 込み入っているし 二時間弱で二枚描き上げようと必死でした 菊の図柄は初めてです 花火に見えないといいのですが いかがでしょうか あごのところは 右手で襦袢(じゅばん)を持ち…

大津絵/花売り娘

この絵も二十数年の箱入りでした 絵の周りにシミが沢山出てしまってます 同じ箱に入っていたのにどうしてでしょう かろうじて絵は無事? これを機会に箱入りを整理したいと思っています のびのびした書きぶりを羨ましがっている私がここにもいました

大津絵/春駒(はるこま)

この絵も長らく箱に入っていました 裏打ちしたままです 「春駒」とは 獅子舞同様 正月の門付け芸のひとつでした 正月気分はすでに無くなってしまっている一月末ですが 間に合いました 来週はもう節分です 豆は買い求めました それにしても月日は早く過ぎてい…

大津絵/長刀弁慶(なぎなたべんけい)

裏打ちしたままの状態で二十数年箱に入っていました ようやく日の目を見ることになり こちらも思い出に浸っています 以前の書きぶりを羨ましく思っている私がいます ひたすら大津絵を描くことに一生懸命だったようです 過去の絵に元気づけられています ファ…

大津絵/矢の根

あけましておめでとうございます ひたすら皆さまのご無事を願い 私的には元気で楽しく過ごせればと思っています このひっそりブログを続けることは私の力になっています とにもかくにも 今年もよろしくお願いいたします