2012-01-01から1年間の記事一覧

大津絵/奴の行水

【道歌】おふくとは 夫婦仲良く世渡りに 心のあかをみがく福神 この図の良さがようやく理解できる歳になりました 遅すぎですよね 「心の垢を磨く」自分への良い言葉を見つけました 大晦日の始動です ちょっと忙しいです 寒風の中 がんばろう! ☆このブログを…

大津絵/鍾馗<しょうき>

<鍾馗>の逆立った髪やヒゲの勢いが羨ましいのです お正月を迎える為に我が家もそれなりの準備をしていますが 年々手抜きになり・・・それでも次々と用事が出てきます 今日のよい事 風の無い良い天気の昼間 外の作業も心地よし 夕方から曇ってくると そろそ…

大津絵/雷<雷と奴より>

ホワイトクリスマスは優しいイメージですが 例年にないクリスマス寒波 日は差すものの 風が強く冷たい 今日は雪もちらつきはじめ このまま積雪? こうしている間にも雪が斜めに降ってきました 太陽の力に期待してます 雲の上の様子はどんな風になっているの…

大津絵/春駒<はるごま>

春駒<はるこま>とも読みますが 今日以降<はるごま>にします 春駒とは ①門付けの芸をする人・・(上) ②春の野にいる若い馬・・(下) ③張子の馬首に棒と車をつけた 昔ながらの玩具 と意味があります ③の図は大津絵には見つかりません どちらも年賀状に使えそ…

大津絵/阿弥陀如来

明日の冬至前にこの寒さ どうなっているのでしょう この頃の気候 今朝 「凍える」という感じを一瞬想像しました 家の外は寒風吹き荒れてます 日差しはあるのに洗濯物が出せない 乾かせない日々が続くと 部屋干しいっぱい・・・ 自分も暖かい部屋から抜け出せ…

大津絵/長刀弁慶

長刀弁慶(なぎなたべんけい) 数種類の図があります 中でもこの弁慶図は大津絵を習い始めの画題の一つでした 何故顔色がねずみ色なのか 何も考えずただ描くだけでした 後々 義経を守り 立ち往生している弁慶最期の姿だと知りました 弁慶の日頃の顔色はどんな…

大津絵/藤娘

大津絵といえば『鬼の寒念佛』そして『藤娘』が両横綱でしょうね ちょっとしょうゆ顔(流行っていない?)の娘さん 凛としていて とても気に入っています 今日は爽やかな一日になりそうです なぜって 今朝の朝霧は煙のようであたりが見えなかったのですが それ…

大津絵/地蔵菩薩

お地蔵さん お地蔵様 と呼ばれる事が多いと思います 菩薩様の中の一尊であるにもかかわらず 身近に感じられる仏様です 特に子供達を守ってくださる仏様として親しまれています 子供時代の素直さはどこかへ置き忘れてきたのでしょうか・・・私 今週は雪も降り…

大津絵/雷の太鼓釣り

寒くて寒くてたまらない 出かけるのが億劫 年のせいにしています 人様に展示のご案内をして 私は二箇所とも展示の完成風景を見に行っておりません 本当に申し訳ありません ごめんなさい 今日は今日はと思いつつ・・・一箇所は明日までなってしまいました 昼…

大津絵/煙草飲む女

京都駅地下ストリートギャラリー 展示してまいりました (ホッと一息 一服気分) 仲間達のそれぞれの個展 それぞれの個性が溢れています 楽しんで観ていただけると思います ☆そしてもう一件 お知らせです 大津歴史博物館での大津絵展示(大津絵文化協会)があり…

大津絵/槍持ち奴

元気を出したい今の私 何か良い写真はないかと探しました そして『槍持ち奴』の目力に惹かれ投稿しました ブログは楽しくを心がけているつもりですが 時折疲れてしまいます 休めばいいのに やりかけた事を休みたくないと頑固になっております 初心を思い出し…

大津絵/京都駅地下ストリートギャラリー<5>

2004年展示風景 1区画目 上部は5種類の『鬼の寒念佛』(上半身) 下部はミニ屏風2点 2区画目 上部は『鬼の寒念佛』4体での創作 下部は5種類の『藤娘』(上半身) 写真のうつりがもう一つですが 雰囲気がお分かりいただけたでしょうか 今年も仲間達の展…

大津絵/矢の根

フィギュアスケートを見て 特に印象に残ったことがありました 羽生結弦君のショートプログラム(SP) 歌舞伎の「暫く」を思い起こさせる場面 腰を落とし 伸ばした長い左足の踵でのスケーティング 美しく感激の瞬間でした 95.32点 世界歴代最高点 次の日 …

大津絵/京都駅地下ストリートギャラリー<4>

2005年の展示風景 2区画の1つ目 古大津絵をハガキ大に模写してみました 2つ目の区画です 依頼主にお渡しする前に 了解していただき展示させていただきました 鬼を複数描く事はとても楽しく 夢中になってしまいます 大津絵の中でやはり鬼の寒念佛が大…

大津絵/京都駅地下ストリートギャラリー<3>

2007年は2区画を展示させていただきました 一つ目の区画は大好きな千手観音です 二つ目の区画です 彦根城築城400年のイベント・テント展参加 テントの図を額図にしました テントの大きさは縦1.5×横4mでした アクリル絵の具で思いっきり描いたこ…

大津絵/京都駅地下ストリートギャラリー<2>

2008年の展示風景です 左は 三尊来迎 右は 阿弥陀如来 赤い敷物の上には 羽子板2点 ちょっとお正月の気分でした この展示の準備はいつもワクワクでした 仲間達の展示も少し気にしながら・・・ 今年の展示作品はもう決めてあります 足を止めていただけれ…

大津絵/京都駅地下ストリートギャラリー展<1>

今年も12月が近づいてきました 恒例ストリートギャラリー展が始まります 京都駅地下通路壁面の展示ブース 20数区画をお借りしての仲間達の個展です 投稿写真は2010年の私の区画展示風景 今年も12/3〜12/15の期間 みんなで展示いたします 1…

大津絵/女虚無僧<おんなこむそう>

女虚無僧が深編み笠をとった時の図 前回の教室での画題でした この図は先生の創作です 先生の創作を教えていただくこともありますが 投稿することはないと思っていました 教室では 正味1時間半程の中で 3枚描くことを私は心掛けています 今回 先生の創作な…

大津絵/パネル展示風景

初個展13枚のパネルの内の6枚をデイサービス施設の廊下に並べさせていただきました 間を空けずにひたすらの横並びです <2000年・初個展> 初個展時のこの並べ方から私は屏風を連想し どんどん屏風に夢中になっていきました

大津絵/『鬼展』のポスター

2002年『鬼展』入口ポスターの写真を見つけました 3枚の手書きポスターの内1枚は以前投稿<2011-01-31>しました これは2枚目です 3枚目の写真は撮らなかったようで 見つけられませんでした 熱心な申し出の方に3枚ともお譲りし手元にはありません …

大津絵/15枚のハガキ入り額

9月10日より描き始めて10月25日までかかってしまいました よく考えると知らず知らず楽そうな絵から手を付けてきたようです 正直<傘さす女>は苦手です つっこみはいろいろおありでしょうが 15枚の中に入れば サラッとスルーしていただけそう 何も…

大津絵/傘さす女

以前 15枚のハガキを描き 投稿<2012−07−28> その後ハガキだけが人手に渡り 額のみ寂しく残っていました あの額を再現したくて「傘さす女」でようやく15枚揃いました このハガキは 作業所の子達が一生懸命 楮(こうぞ)を叩いて伸ばしてのハガキ…

大津絵/天狗と牛若丸

鞍馬山の天狗と牛若丸との物語の描写です 牛若丸は義経の幼名 この頃の牛若丸は 天狗相手に山を駆け武術の修練 後のことを思えば 自由な時を過ごしていただろうと想像されます 無邪気で楽しい雰囲気が伝わってきます 未来は誰にもわかりません だから 今を大…

大津絵/雷と奴

昨夜は小雨もあり風もとても強く 急にコタツが恋しくなりました 今朝の寝起きの時 思わずセーターをさがし着込みました なにせ寒い 今 膝も体も暖かく快適 コタツから離れたくないです 台風21・22号が南に 寒気が北に 日本列島は挟まれて天気がめまぐる…

大津絵/鬼と柊

カテゴリーを風刺画に入れたい図です 【道歌】がありそうですが 私は知りません 「ゆるせ ゆるせ」のみ おそろしいと思われている鬼でさえ 柊に刺した鰯の頭は苦手なのですね それも弱い立場にいつも登場する鼠が鬼を追い詰めているんです 誰しも苦手はあり…

大津絵/山伏

負櫃(おいびつ)=笈(おい)を担って行脚する山伏の姿 顔もよくやけて 頭髪も伸び放題 山の修行は厳しいのでしょうね 「山伏」とは 呪力を得て加持祈祷にあたる僧とありました でも刀を差しています 僧も護身用?が必要なのですね いつの時代も 自分の身は自分…

大津絵/雷の行水

【うは皮を洗い磨きて心をば 洗わぬ人の姿とやせむ】 【道歌】に納得 『心を洗い磨く』 肝に銘じたい言葉です それにしても この雷さまちょっとメタボ?になってしまいました これでは雷雲から落っこちてしまいそう ダイエットにファイト! 私は家事にファイ…

大津絵/馬に乗る狐

【道歌】乗るまじきものに乗るのはみな狐 落ちてこんくあい後悔をすな 馬と狐の図は他にもありますが 「馬に乗る狐」の風刺が未だ理解出来ていません 道歌を素直に読んで自分なりには考えてはいるのですが・・・ 身の丈にあった生き方をするのがいいと言って…

大津絵/長刀弁慶

【時にかなう 七つ道具は人の情け むさしといふは わたくしで候】 昨日 久しぶりに大津絵の教室へ出席 画題を見てちょっとため息 この【道歌】は大好きで 数種の弁慶を描いてきましたが なぜかこの図には手を出しませんでした 理由は自分でもわかりません で…

大津絵/町奴

【まけることをば きらやるけなが なぜに欲には ようかたん】 今朝の天気は<くもり> 気持ちも晴れない一日でしょうね 空元気でも出してとは思いますが スイッチがなかなか入らない 『町奴』の勢いをいただき さあがんばろう・・・