2012-06-01から1ヶ月間の記事一覧

大津絵/寄せ絵《遊》その4

やっと句が入り 落款までたどりつけました 依頼者の方にお見せしてOKをいただきました(ホッとしました) もちろん 喜んでいただけたことが一番嬉しかったです 《遊》の題は一応ここまでで 依頼者の方の思いで付けられればと希望します 題は付けなくてもいい…

大津絵/寄せ絵《遊》その3

構図として 今の私の力ではこのあたりでとどめるのがいいと思いました 後は 句を入れる依頼が残されています 正直 1枚しか描いていません 句を入れるチャンスは一回のみ 文字の位置 字体 大きさ 私なりに絵以上に苦戦 練習 練習 4〜5日かかり やっと句が…

大津絵/寄せ絵《遊》その2

左側の場面です 矢の根・野郎・鬼(鬼は外) 「矢の根」と「鬼は外」は私の寄せ絵には大助かりの絵です 下方が落ち着き 鬼は自由に動き 今までにない組み合わせに挑戦できます 画面に対して描き過ぎず 余白のことは随分考えます この時点で 最後の条件 句を入…

大津絵/寄せ絵《遊》その1

以前から依頼されていました寄せ絵が描きあがりました はじめに右側のモチーフが完成 鷹匠・藤娘・大黒さま(鬼は外) 条件は サイズが縦35cm×横65cm 玄関用 「鬼の念佛」は入れないこと あとは私流の寄せ絵でおまかせ・・・ おまかせは苦戦です とりあえ…

大津絵/お気に入り<花売り娘>

ちょっと色っぽい娘の目線がお気に入り 何を見つめているのでしょう 眼をじっと見ていると いろんな想像をしてしまいます 眼は口ほどにものを言い・・・なんて せめて眼は美しく心も美しくありたいです しとしと雨にお似合いの図ですが これからは暴風雨 い…

大津絵/お気に入り<藤娘>

優しい顔を見ていると 心が少し鎮まりました 清々しいお顔がお気に入り 台風がどんどん近づいて来てます 今夜 真上を通るらしい 眠れないでしょうね 台風自体も怖いのですが 被害のことを考えると 非力な私でさえ心配なのです 雨風暴れてますね どうかお手柔…

大津絵/お気に入り<狐と馬>

馬の背に宝珠 手綱をしっかり握り得意げ?の狐 何を言わんするか? でもお気に入りです 狐と馬の関係は調べたいと思います 下記の二図は参考に再投稿 「馬に乗る狐」と題されています 現存の古大津絵を自己流で模写 これも「馬に乗る狐」です そしてもう一図…

大津絵/お気に入り<脇侍>

阿弥陀様の左脇侍の観音菩薩様 往生者を迎えとるための蓮台をささげ持つお姿 右脇侍の勢至菩薩様 ひたむきに合掌されているお姿 両脇侍の菩薩様がお気に入り そして心和ませていただいてます 阿弥陀三尊来迎図と塔 やはり仏画は魅力的です 光背の内側が白色(…

大津絵/お気に入り<荷もち奴>

殆んど単体で描くことの無い図ですが 寄せ絵には欠かせないキャラクター 私の大津絵の中では 下部の安定の為に入れる図のひとつです 大津絵は上部にポイントがある絵が多いと思います 絵と絵をつなぐ図 なにか人間関係に似ていると思います 人と人の間にそっ…

大津絵/お気に入り<白無垢美人>

「白椿(立華図)の精」かと思えるような美人 華やかさがお気に入り 夢中で目的に向かっていられる時ほど 幸せなことはない この時期の頭の中は10曲屏風のことばかりでした きっと その時期は まわりに迷惑をかけていたことでしょうね それは 後々(今)に理解…

大津絵/お気に入り<鷹匠>

鷹匠と鷹の信頼溢れるまなざしがお気に入り 数種類あると思われる鷹匠の図 この図も描くことが少ない 若衆も鷹も凛々しくとはおもいながら 結果的に好く言えば優しすぎる? でも私は大好きです この屏風は2003年に製作したのですが 今鮮明に覚えている事…

大津絵/お気に入り<鍾馗>

お顔と冠そしてヒゲ・頭髪等 髪の毛の逆立ち具合もお気に入り 次の投稿写真の中の鍾馗様と比べていただけると面白いと思います 前図は厳しいお顔 後図は柔らかいお顔 絵師が違う方なのでしょう 私達は多くの絵師たちの遺産で楽しませていただいているのです …

大津絵/お気に入り<野郎>

描く機会が少ない絵ですが このかぶき者のまなざしに妙に見せられて投稿 まなざしと 左手で襦袢を持ち上げ口元に添えている仕草がお気に入り 私にしては 上手く描けたというところでしょうか 女形は目や体つきが美人画と違い男性であり そこが苦心のしどころ…

大津絵/お気に入り<瓢箪鯰>

鯰の尾ひれがお気に入り 白色(胡粉)を描き入れる時が楽しい 前回投稿の尾羽の白色の線と同様に 墨色への白のアクセントが心地よい 大津絵と言えば 単体で全体像を描き見ることが常です 道を外しているかもしれないですが 私は部分に満足することが多いのです…

大津絵/お気に入り<鶏>

私は動物画が苦手です それでもこの図の尾羽の表し方がお気に入り 吸湿性困難な渋紙上に色を置き そしてアップ 難点いっぱいの絵を再投稿 緑色は草?だろうと思います 描く位置は場面に応じて動かしています 尾羽を描くときは 別紙に何度も練習して 気合いを…