2011-01-01から1年間の記事一覧
今日は私の誕生日 大津絵の中で最も好きな鬼の寒念佛を投稿します 仏教での五大(地・水・火・風・空) 鬼の寒念佛の自己ベスト5の図にそれぞれ名づけ これは《空》 今年は悲喜こもごも 祈り涙しました 来年も続くでしょうが 少しずつ少しずつ 前を向き顔を上…
師走と寒さで 気ばかり焦っています ちょっと深呼吸 美人を見て一休み アップに耐えられる清々しい顔立ち うらやましい 一昨日の真央さんは凛として強く美しかった そして「いつも通り」がいかに難しいことか考えさせられました
以前(2011・12・8)投稿した《塔》とまた違ったたたずまいの塔です 依頼主の要望で普段より縦長に描きました 理由は勿論 まわりに寺社の朱印が配される予定とか 依頼主の方が元気に巡って 無事に帰られるよう願っています 年上の方々のエネルギーって…
今回までのミニ屏風6点は同時期に書き上げたモチーフです(2004・7) この図も《念》から《祈り》に変えて今回投稿しました 絶え間なく起きる災害 人災 心痛める人々に 誰しも《祈り》を届けたいと思います 無事を願い 忘れない気持ちを籠めて 「心を寄…
当初《唐辛子》と名づけていましたが 《春が来た》に登場させてから気持ちが変化 絵図を見る目が変わっていました そして《春待つ者達》となりました いろんなモチーフを思い描いていると 時間と共に自分の心の変化が見て取れます 同じ図でも思いが違ってて…
・花持つ女(桃の花らしい 短冊も結ばれている) ・立ち美人(口元のラインは右手の甲で襦袢が持ち上がっている)・文よむ女 左の二人の話題はなんでしょう そっと聞いてみたい もしかして右の女性がよむ文の内容に興味があるのでしょうか メールの時代 でも手書…
ストリートギャラリー展も今日午後4時で終わります 足を止めてくださった方 わざわざ見に来ていただいた方 本当に感謝いたします 出展者の人達の純粋で一生懸命さを感じていただけましたでしょうか 今年も無事に終えられそうで満足です ありがとうございま…
12月もあと少し 気持ちが小走りになってます 今朝の寒さはとくに厳しい 体は小走りできません もう春を待ち焦がれています 出来れば冬眠したいものです 【道歌】鬼は外 鬼は外へとはろうたる 手の内にこそ 福はありけり
藤娘三人と思われそうですが右の図は若衆です 藤の花を描く時のリズム感に魅せられ夢中になってしまいます 花・樹木がいっぱいって想像するだけで深呼吸していました 【道歌】見る人も心にかけよ藤の花 長きもあればみじかきもあり
昨日は12月11日 大震災からもう9ヶ月 忘れてはいけない『3・11』 まだまだ悲しみと祈りは続いているのです そして瓦礫の山が陸にも海にもいっぱいいっぱいあります 進まない処理への道 佛さまにおすがりして祈ることしか出来なくてごめんなさい 暖か…
投稿遅くなりました 大津歴史博物館での展示 良い形で飾っていただけました 明日までで 寒さもありますが 時間がおありでしたらぜひぜひご覧ください 力作でいっぱいです 今朝の信楽は−5℃だったと 12月生まれでも寒さは苦手で 年々体に応えます かたい体…
【道歌】 安置するこころは佛 身は塔の 道理をしめすものと知るべし 大津絵の中で建物のみを描いたのは この図だけです 丘の上に建つ五重の塔 無造作な筆の運びながら 静かなたたずまいの塔 いつもながら 木工作家さんの額に助けられています 私のお気に入り…
4日に搬入 撮影 仲間の方達の力作がいっぱいあります ご覧になってください 二曲屏風の中の図は《旅》のイメージで仕上げました 〜18日(最終日は3時まで) ・鍋冠(なべかんむり) ・釣鐘弁慶 【弁慶がわるさで時がしれぬなり】 ・槍もち奴 【振る人も振ら…
【道歌】鳥さえも其の時どきをしるものを ときにしたがえ身のほどをしれ めのあかぬ人と云うべしあさねして その日のことのおくれゆくのは 天の戸のあくる神代に告げ初めて 今も八声の時をたがえず 鶏の鳴き声で目を覚ました幼い頃 その鶏たちは庭や裏山を自…
2011・5・4に投稿の絵が額に入りました 「大津絵大好き」で30年以上の会 大津絵文化協会の恒例展示会に 出品予定してます 大津歴史博物館 12/6(午後から)〜11日(最終日なので見頃は3時まで) 興味がお有りの方は ちょっとのぞいて見てくだされ…
中国の神 疫病神(やくびょうがみ)を追い払い 魔を除(のぞ)く神 5月活動の鍾馗様 この鋭いにらみを一年中効かせてもらえないだろうか 消防殉職者慰霊祭に出席された両陛下 写真・映像で拝見 深い悲しみに寄り添われるお二人の姿に涙ぐんでいます 終わりの無…
大津絵の仲間と展示 京都駅(ポルタ街東)地下通路 両サイドの壁面ウインドウにて お店のCMディスプレーもありますが 20数区画をお借りして個々に展示します 10年来 12月の2週間(今年は4〜18日)飾らせてもらっています 投稿写真は5年前のものです…
彦根城築城400年祭 高宮蝸牛会ひこにゃんテント展(2007・6・1〜30) 第2回目のテント展に参加させてもらいました 縦1.5m×横4m テント地 「狐と馬」にひこにゃんを乗せた図と位置は即決まり コンセプトは大名行列> アクリル絵の具使用ははじ…
今日の天気は 寒気 強風雨 積乱雲 そして雷との予報は夏用画題と思ってますが あえて投稿しましたとも言われています 行水といわず肩まで浸かってごゆっくり 「冬の稲妻」の歌は大好きだけど 四季は穏やかに移っていってほしいものです
寒い日が幕を開けました 一日中寒さで体がちぢこまっています 飲めや唄えのドンチャン騒ぎ なんかあこがれますね 日々のストレス発散でしょうか 飲まない者には分からない心地なのでしょう 「浮かれ遊ぶ時は誰も鬼の手にあることを忘れている」・・・大津絵…
前回に続き 作業所の手漉き和紙を用い 同時期に描いた作品 2001年・施設内の通路展示で個展 すべて額装にしました 和紙の風合いを気に入ってくださる方も居て 嬉しかったこと覚えています そして楽しく描いていたことも 相変わらず顔デカイですね(笑)
初期から変わらず描き伝えられている図の一つです 今回は紙について一言 この紙は 若竹作業所の方達が漉いてくださる楮(こうぞ)和紙です 12年程前に偶然出会えた紙 素朴な風合い 色目 ひと目で気に入りました 水分の扱いには少してこずりましたが 私のちょ…
5体の藤娘(2011・10・11投稿) 2番目の藤娘 全体の仕上がり図は正方形に納まります 縦長が常の藤娘の中で珍しい図 3番目の藤娘 古くから伝えられている図 一番多く描かれていると思います 5番目の藤娘 大津絵を習い始めるとまずはこの図から・・…
唐辛子は酒飲み奴のアイテム 大酒飲みの奴を見て呆れ顔?心配顔?の二人 鍾馗と鷹匠の気遣いもなんのそののマイペース ある面羨ましくもある 酒は百薬の長と言われていますが ほどほどにと願います 色紙額が続きましたから ここらでちょっと一休みの投稿でし…
【道歌】くらぶれば長し短しむつかしや 我慢の鼻のおきどころなし 前回より天狗つながりの投稿 秀吉や吉宗の時代 日本に象が到来している 京都(天皇に拝謁)には必ず立ち寄っている 象の行列を見かけた鞍馬の天狗がに挑み飛んでいけばと大津絵師は想像したの…
鞍馬山に住む天狗との物語は御伽草子でよく知られています 寺にあずけられた幼き牛若丸 夜な夜な天狗に武芸を習ったと伝えられています 鞍馬の火祭りも終わり 今頃山は紅葉真っ盛りでしょう 豊田市小原地区では満開の桜(春と秋に咲く四季桜)が紅葉にアクセン…
【道歌】 美しききざみ煙草の色も香も いきひきとれば灰とこそなれ またもや煙草の値上げ云々 主人も含め喫煙家にとって辛いこと 家族としては禁煙を望みたいのですが 嗜好品には口出しできませんよね 図のように 優雅に煙草をくゆらす時代は遠い日のこと
【道歌】世の中の虎狼(とらおおかみ)は何ならん 人の口こそなほ勝りけれ 前回の「竹に虎」図(2011・7・25投稿)には この道歌が入っています 描く画面によって同じ図でも 雰囲気が違って仕上がります そんな所が 大津絵を飽きない私の理由のひとつです…
前回の藤若衆に気持ちが押されて 元祖「藤娘」を投稿 格子柄の藤娘は元禄の頃からある図柄です 着物の華やかさ 藤のしなやかさ 永遠に美しい立ち姿です 後年踊りにも現れ 多くの人に喜ばれ引き継がれた画題なのです
藤娘と思いきや 腰の脇差が見えている 藤をかたげたかぶき者の若衆です 美しさや色っぽさで藤娘と競っているようです 私は藤を描く時のリズム感が大好きです