2012-09-01から1ヶ月間の記事一覧

大津絵/『鬼展』展示風景<3>

2012−9−9 の続きを投稿 行灯の通路を過ぎると座敷での展示です 座敷といえば 床の間 違い棚 土壁 畳 作品が落ち着くまでの試行錯誤 とても楽しかったのです 個展の中で 軸装を展示したのは この『鬼展』の3本のみ 風鎮が素敵でしょう 小さいアクリル…

大津絵/天狗と象

象の鼻と 翼にて飛び回る天狗の鼻 鼻と鼻を突き合わせ 互いに長さを誇る図 【くらぶれば 長し短し むつかしや 我慢の鼻の おきどころなし】 共通は鼻が長いというだけ 異質の競い合いは愚かしく 空しいものです そんな雰囲気が感じられる図 比べあいはともか…

大津絵/猫と鼠の酒盛り

【猫が酒盛りて その身をほろぼすを知らいで 鼠が飲むや ちうちう】 この【道歌】の本質はともかく 今朝にささやかな知らせ有り(超個人的) ともかく今はうれしい 小さい喜びが私を支ええくれている実感 さて スイッチを入れなおし動きだしましょう 同じ画題…

大津絵/法蔵菩薩

今朝は心地よい疲れで目覚めました 何ヶ月ぶりに山あいの空気に浸ったって感じです 「木の仕事」をしている方と作品に会いたくて 清滝まで行ってきました こもり気味のわたしの近頃 少し上を向けたように思います <法蔵菩薩> 気がつけば12年前から 唯一…

大津絵/鍾馗<しょうき>

疫鬼を駆逐(くちく)するという中国の神様です 近頃のニュースで日本・中国間が騒がしい 心痛めている人は多いはず どうしてこうなるんだろう 人同士が傷つけあい 奪い合い 何が残るのでしょう 鍾馗様は 生え上がる濃きひげに怒れる眼 剣をぬき 足をふんばっ…

大津絵/鬼の三味線

4枚目のハガキです お酒の美味しさをしらない私 飲めや歌えやの心地は はてさて? お酒が分かる人が描くとまた雰囲気も違うだろうに・・・ 『上々諸白』のお酒に申し訳ないです 浮かれ遊ぶ時は誰も鬼の手にあることを忘れているとか 深い言葉です <大津絵(…

大津絵/大黒さま<大黒天>

仏様(仏尊)は 如来・菩薩・明王・天・諸尊に分類されているようです 大黒さまは天の部です だから「大黒天」 でも「大黒さま」ってお呼びしたい 仏様の威厳は何処へ?のニッコリ大黒さま 私は気に入っています 笑顔を忘れている近頃の私に 微笑かけてくださ…

大津絵/釣鐘提灯

ハガキ2枚目です 気楽に描いてしまいます 誰の為でもなく 自分の為に描いているととても楽しいです 出来上がりはいかがでしょうか 合格点をいただけますか? 【釣鐘のおもきはかろく 提灯のかろきをおもしとなすは猿知恵】 猿のように見栄をはらず 自然に流…

大津絵/勝軍地蔵

展示風景は続きますが ちょっと一休みと 手作りハガキに描いてみました 勝軍地蔵(しょうぐんじぞう)です 戦の守り神 久しぶりのサイズなのでと言い訳して・・・ 馬が押しつぶされそうですよね 一枚しか描かなかったのですが 可愛くまとまっていると思ってま…

大津絵/『鬼展』展示風景<2>

12時〜18時の展示時間帯なので 足元の行灯に導かれ奥に向かえました 両サイドにパネル額を展示 今回のアイデアは作品間のアクセントです 8枚の白ボードに折り紙(黒 グレー オレンジ等)を用いた模様で ちょっと目を一休み はじめての試み 組み合わせを考…

大津絵/『鬼展』展示風景<1>

2002年 鬼の寒念佛を総勢260体の『鬼展』 今回見ていただきたいものは『鬼展』の入口風景 奥の日本間につながっているコンクリートの通路 その前面に格子門(鉄製)があります 大きな格子を利用して 看板にしました 工夫を感じ取っていただけるでしょう…

大津絵/寄せ絵額ふたたび

この絵はすでに依頼者のもとへ旅立っています 家族の方に楽しんでいただいていると信じて・・・ このブログも丸二年になりました よく続いたものです 現在 描く力はまだ満ちてきません もう少しお待ち下さい それまでは 過去の個展や展示のベストショットを…