2020-01-01から1年間の記事一覧

大津絵/若衆と白無垢美人

寒い年末年始になりそうですね ほっこりできそうな絵をさがしてみました いかがでしょうか 20年ほど前に四代目松山先生のモチーフに感激を受け 帰ってすぐこの一枚を描きあげました その日の感激は今でも覚えています 先生の白無垢美人はアヤメを持ってい…

大津絵/いろはカルタ屏風

今年も恒例の京都駅地下道のストリートギャラリー展に参加できました 8曲屏風6隻の最後の1隻です 6年間8画面の内6画面しかお見せできなくて少し心残りですが 続けられたことが一番の収穫です 展示は12月20日13時までです 「み」民衆の来世を願う…

大津絵/船頭

[道歌] 船と水 仲よくてこそ世は渡れ 心の荒き浪風ぞ憂き [道歌]については 心が穏やかでこそ世を渡れると聞きました 私は後半も気になっています 心中荒き浪風がたっていては 心を悩まします と 前後同じ意味の繰り返しでしょうか いずれにしても 船頭たる…

大津絵/青面金剛(しょうめんこんごう)

青面金剛は日本仏教の信仰対象の一つです 青面金剛明王とも呼ばれています 中国の道教思想に由来し 民間信仰である庚申(こうしん)信仰 庚申講の本尊として知られています 教室で習い 夜 色紙に描いてみました 少しおとなしいお姿になりました 教室での絵の勢…

大津絵/愛染明王(あいぜんみょうおう)

またもや反故紙(ほごし)の仏様を投稿します 愛染明王は全身赤色で 3つの目に6本の手があるのが一般的です 西洋の神・キューピッドと同じ弓矢を持っています 東洋の恋愛の神様 愛欲を仏の悟りに変える力を持つと言われています そう思うと怖さも半減するか…

大津絵/矢の根

二カ月ぶりの教室です 久しぶりに集中できました 「矢の根」とは 矢先のやじりのことですが この絵の場合は歌舞伎でお馴染みの演目を表しています 父の仇を討つために砥石で矢の根を研ぐ曽我五郎の姿 「矢の根五郎」なのです お顔がすこし大きかったかなと思…

大津絵/大黒天&外法と大黒の梯子剃り

左はお馴染みの大黒様です 米俵の上でご満悦 右は外法(げほう)と梯子にのった大黒様です 外法の頭を剃っています 外法とは福禄寿(ふくろくじゅ)の異称 寿老人(じゅろうじん)とよく間違えられます 今回も反故紙(ほごし)に仏画 よく似合っていると思っています…

大津絵/雨宝童子と法蔵菩薩

左は雨宝童子(うほうどうじ) 天照大神や大日如来の化身と言われています 右は法蔵菩薩(ほうぞうぼさつ) 阿弥陀如来の前身と言われています 用紙は反故紙(ほごし)です 知り合いのお坊様が再生されたのです 何故か仏画が似合うのです 不思議です

大津絵/為朝(ためとも)

強弓自慢の源為朝(みなもとのためとも)です 鎮西八郎為朝(ちんぜいはちろうためとも)とも呼ばれています 乱暴者だったらしく 波乱の人生をおくったようです 強靭な肉体に強靭な意志を持っていたと思われます 武者絵の中でも好みの絵なのです

大津絵/牛塔

逢坂の長安寺の宝塔は「牛塔」と通称され これは平安時代にこの地にあった関寺という寺院を再建する際に 資材運びの牛が見事な働きをしたために仏の化身という噂がたった その牛の供養のために宝塔を建てたと伝承されている(資料より) 実際に宝塔は実在しま…

大津絵/藤娘

暑さ厳しき折 皆様いかがお過ごしでしょうか 感染症や熱中症 気を付けなければならないことがいっぱいですね 藤娘も着物の色が変わると雰囲気も変わります 藤の花ビラも黄緑色です 娘にしては 首の二重線が少し気になりますね いずれにしても ひとときの憩に…

大津絵/鬼の太鼓釣り

梅雨があけたのはとても嬉しいですが 今日はとても暑い日差しと青い空 入道雲も出ています 雷でもなりそうな予感です 7月は台風が来ていません 今 南の島に台風が生まれています しばらく大雨はご勘弁願いたいものです 願い通りにいかないでしょうか [道歌]…

大津絵/馬と狐

この絵のはっきりとした説明ができないこと 申し訳ありません 馬の背には宝珠 狐は蔵の鍵をくわえています 何かを思い描いたのでしょうね 他に同じ馬と狐の絵があります その絵は狐が馬の背に乗り 蔵の鍵を手に持ったりくわえたりした狐の尻尾の先には宝珠と…

大津絵/鬼の行水

久しぶりの教室 今までと違った雰囲気 でも集中できたと思います 今回は2枚投稿しました 1枚投稿を決断できませんでした 正直 一長一短なのです でも元気だけはあると思っています 決断できなかったことは残念なことです 反省ですm(__)m

大津絵/千手観音

今年も7月5日です 主人の祥月命日が来ました 毎年おなじみの千手観音の投稿です 私はこの絵がとても気に入っています 依頼されて描いた作品ですから 写真で見られるだけです とても優しいお顔と立ち姿に心から癒され 主人との楽しい思い出に浸っています …

大津絵/鬼の寒念佛

7月から教室に出席しようと思っています 長いお休みでした でも穏やかな日々を過ごしていました 感染症対策を心がけて動き出したいと思います 大津絵教室楽しみです 変化に対応できますように('◇')ゞ

大津絵/提灯釣鐘(ちょうちんつりがね)

昨日19日県境移動解禁されました テレビでは各地で観光やショッピングに笑顔で楽しむ人々の姿が映し出されています 皆さん動きがはやいですね その活力は見習いたいものです [道歌] 身をおもう思いはおもく 主親(しゅおや)はかろくなりぬる人の姿よ

大津絵/大黒

疫病退散祈願に忙しいアマビエはご存じでしょう アマビエと共に大黒様が疫病退散に一役買っていると聞きました 大黒様は本来 破壊と戦闘の神様のようです 私は大黒様に対して穏やかな印象しかありませんでした 力強く疫病退散に向かっていただきたいと思いま…

大津絵/瓢箪鯰(ひょうたんなまず)

六月になりました 梅雨というより暑さが気になります withコロナの日常を……… と言われているこの頃です 自粛中とさほど変わりなく日々を送っています 変わったのは体重?でしょうか 外出が苦手になっています 家にいるのが楽になっているのです 反省"(-""-)"…

大津絵/鬼の行水

再び日本民芸館所蔵の大津絵図録を自己流に真似ています 季節的には少し早いですがムシムシしているこの頃 行水とかシャワーとか サッパリしたいのは 私だけではないでしょうね 緊急事態全面解除 感染症を正しく怖がり そして新しい日常へ [道歌] うわ皮をあ…

大津絵/藤娘

またもや「藤娘」です このような切り取り方で描くのは楽しいのです 切り取りの範囲は人それぞれだと思います はがき大の中に絵の要素がどれだけ入れられるかは 考えどころです 制限の中の自由 目指したい心境の一つです (*´з`)

大津絵/藤娘と藤若衆

小さな屏風です 藤娘二体と藤若衆を組み合わせています 私好みに仕上げていますから ご意見もおありかと思います そこのところは寛容なお気持ちで お許しください m(__)m [道歌] 見る人も心にかけよ藤の花 長きもあれば 短きもあり

大津絵/藤娘

はがき大に少し退屈されたことでしょう 手漉きの色紙大を投稿します 今盛りと思われる藤の花を持つ娘です 人が密にならぬように 藤の花を全て刈り取ったとの事 悲しいニュースでした 来年は美しい藤の花を観ることができますようにと願っています

大津絵/鷹匠

5月です 暑い 暑すぎませんか 日差しが強い日が続きます このまま梅雨さえ通り越してしまいそうな勢いです 穏やかに季節を感じることなく日々が過ぎ去って……… 心静かに STAY HOME をもう少し [道歌] 賎の男(しずのお)の仕業(しわざ)知れとや ことよ…

大津絵/町奴(まちやっこ)

自粛中です おうちにいます GW間近です 緊急事態宣言はまだまだ続くでしょうね 今回の絵は 「町奴」と表示しましたが 「雁金文七(かりがねぶんしち)」と表示の資料があります [道歌] りきむとて何のかいあるがいこつの ほねと皮とのはりひぢをする まける…

大津絵/鷹

はがき大の作品を続けています 少しマンネリズムでしょうか? 私はまだまだ出し続けていくつもりです お覚悟を……… ひたすら描いていた時期が思い出されます その思い出に元気づけられ過ごしているこの頃です 頑張れます [道歌] 高きにもまたひくきにも多いの…

大津絵/阿弥陀三尊来迎

大津絵教室 4月、5月が中止になりました ホッとしています 密接 密閉 密集は避けたいです まだまだ自粛です 頑張ります 阿弥陀如来、脇侍(わきじ)の観音菩薩と勢至(せいし)菩薩を描いています [道歌] 大津絵の弥陀も心のかけどころ かけどころこそ一大事な…

大津絵/座頭(ざとう)

新型コロナ感染は広がる一方ですが 終息の希望を持って自粛しています どちらさまも自粛に耐えておられることでしょう お互いに頑張りましょう [道歌] 恐るべし心のしまりゆるまれば ついちくしょうにくわえらるなり 犬などになぶらるるのも何ゆえぞ ただ本…

大津絵/女虚無僧(おんなこむそう)

四月も不要不急の自粛をしようと思っていますが 教室は始まりそうです 少し迷っています 何故か落ち着かない日々を送っています 虚無僧のように 諸国を回り修行することさえ自由にできない今なのです [道歌] うみつむぎしならわずして暮らしこし 今はくゆれ…

大津絵/狐と馬

コロナ対策の自粛により教室はお休みです 再開はいつになるのでしょう 今回も以前描いたお気に入りの絵を投稿します 手漉きのハガキです [道歌] 乗るまじきものにのるのは皆狐 落てこんくわい後悔をすな