風刺画
動物の中でも特に馬は苦手です この絵に関してはまだ描きやすいのですが 実物の馬に似せて描いている大津絵もあります 馬の脚 尻尾が私にとっては難関です もう一つの難関は この絵の[道歌]の解釈です [道歌] 乗るまじきものに乗るのはみなきつね 落ちてこん…
本来違ったものを比べることは愚かで空しいと訴えているかのようです 江戸時代 象の行列は長崎から京都へ 天皇に拝謁し東海道をくだり江戸へ その道中を見たであろう大津絵師の愉快な発想 象の鼻の長さに驚き 鞍馬の天狗を登場させたのでしょうか 勝手な想像…
実演画投稿はちょっとお休みして 三か月ぶりの大津絵教室での描画を投稿します 少しぎこちなさの残る絵ですが 楽しかったのです この絵で気分よく描けたところは 「とうがらし」でした 猫の頭が大きいようにも見えますから 及第点は微妙でしょう(・_・;) [道…
外法(げほう)とはここでは寿老人のこと 長い頭に梯子をかけて 大黒様が頭を剃っています ほほえましい図柄だと思います 実演画は前述のように勢いで描いていますから ツッコミどころは多々あると思いますがそこのところはスルーお願いいたします 一番のツッ…
あけましておめでとうございます 新年を迎えられたことを嬉しく思っています 皆さまも無事に迎えておられると信じています このひっそりブログは12年目に入りました ひたすら続けることを目標に わがままブログですが 私の力になっています 70代になりも…
瓢箪から駒が出る図です 二枚仕上げて一時間弱でした 動物は正直苦手です この図にお目にかかるのは随分久しぶりです 午年の年賀状の為に描く人もありますが 私は避けていたようです 馬より瓢箪が小さめの方が良いこと そして 馬がハンサムだ とアドバイスを…
ちょっぴり猫背のお猿さんになりました 提灯と釣鐘の重さは誰が見ても逆ですよね でもそれを押し通す猿の知恵の浅はかさでしょうか お猿さんのやせ我慢 ツッパリ加減が見えてしまいます 頑張れ! [道歌] 釣鐘の重きはかろく 提灯のかるきをおもく なすは猿知…
猛暑が続きます 皆さまいかがお過ごしでしょうか 熱中症にも気遣い乗り切りたいと思っています 今回の投稿も以前の作品ですが 大津絵には珍しい花の絵です 気持ち的にひと休み気分です 仏前への供花に始まる立花 中央が白の椿もあります [道歌] 色々の道具を…
また見つけました 何年か前の投稿忘れです 絵の具か墨の濃度の所為でしょうか 和紙が思いの外縮んでいます 御見苦しさはどうかお許しくださいm(__)m 禅僧一休と遊女地獄太夫が歌を詠み交わした時の様子でしょうね お互いの着物を交換しています ほろ酔い気分…
今回の「町奴」は朱色で仕上げました 以前の絵は赤茶色や緑色でした 私としては 赤茶色が好みです 「町奴」となっていますが 「雁金文七(かりがねぶんしち)」と表記している本もあります [道歌] 負けることをば きらやるけなが 何故に欲には よふ勝たん 雁金…
十年ぶりの再投稿です [道歌] 世の中の 虎狼は何ならん 人の口こそ なほ勝りけり 「牡丹に唐獅子 竹に虎」とあり 絵になる取り合わせのよいもののたとえです 他に 「梅に鶯」「紅葉に鹿」があり どれも季節を感じさせる組み合わせです [道歌]については 人の…
今の季節です 梅が咲き鶯が鳴き始める頃になりました 「梅に鶯」とは言え この鳥はメジロですよね 鶯は鮮やかな緑色ではないのです しかしながら 大津絵として古くから伝わっている色は緑色 つまり鶯色なのです 不可解なこともありますが 二羽の仲良しさに免…
この絵のはっきりとした説明ができないこと 申し訳ありません 馬の背には宝珠 狐は蔵の鍵をくわえています 何かを思い描いたのでしょうね 他に同じ馬と狐の絵があります その絵は狐が馬の背に乗り 蔵の鍵を手に持ったりくわえたりした狐の尻尾の先には宝珠と…
昨日19日県境移動解禁されました テレビでは各地で観光やショッピングに笑顔で楽しむ人々の姿が映し出されています 皆さん動きがはやいですね その活力は見習いたいものです [道歌] 身をおもう思いはおもく 主親(しゅおや)はかろくなりぬる人の姿よ
六月になりました 梅雨というより暑さが気になります withコロナの日常を……… と言われているこの頃です 自粛中とさほど変わりなく日々を送っています 変わったのは体重?でしょうか 外出が苦手になっています 家にいるのが楽になっているのです 反省"(-""-)"…
自粛中です おうちにいます GW間近です 緊急事態宣言はまだまだ続くでしょうね 今回の絵は 「町奴」と表示しましたが 「雁金文七(かりがねぶんしち)」と表示の資料があります [道歌] りきむとて何のかいあるがいこつの ほねと皮とのはりひぢをする まける…
はがき大の作品を続けています 少しマンネリズムでしょうか? 私はまだまだ出し続けていくつもりです お覚悟を……… ひたすら描いていた時期が思い出されます その思い出に元気づけられ過ごしているこの頃です 頑張れます [道歌] 高きにもまたひくきにも多いの…
新型コロナ感染は広がる一方ですが 終息の希望を持って自粛しています どちらさまも自粛に耐えておられることでしょう お互いに頑張りましょう [道歌] 恐るべし心のしまりゆるまれば ついちくしょうにくわえらるなり 犬などになぶらるるのも何ゆえぞ ただ本…
コロナ対策の自粛により教室はお休みです 再開はいつになるのでしょう 今回も以前描いたお気に入りの絵を投稿します 手漉きのハガキです [道歌] 乗るまじきものにのるのは皆狐 落てこんくわい後悔をすな
もう2月です はやいですね 節分の豆を買いました 今日は お気に入りの「鬼は外」の投稿です 3日の豆まき楽しみにしています そして食することも……(*^。^*) [道歌] 鬼は外 鬼は外へとはらふたる 手の内にこそ福はありけり ありがたき道にはやくもいりがうら…
元禄時代から伝わっている画と聞きました 猿の顔が人 それもおじいさん顔に似せて描いています 元々の絵が人物として描かれ それを真似したようですね [道歌] 瓢箪に似たる思案の猿知恵で いつ本心の鯰押さえん 以前より 地震封じのお守りとして活躍中………
[道歌] 瓢箪に 腰うちかけて 酒のめば 尻もすわらず 足もすわらず 少し間延びしたお顔になりました 不安定な瓢箪に乗り酒を飲めば 酔いのまわりも早そうですね 私は下戸で お酒の楽しみ方がわかりません お酒の楽しみ方を知っている方は 幸せな時間を過ごし…
[道歌] 瓢箪に似たる思案の猿知恵で いつ本心のなまずおさえむ [道歌] 道ならぬ物をほしがる山猿の こころがらとや淵にしずまん 人の心は捉えどころがないと言っているようでもあり 色々と考えさせられる絵です 鯰を瓢箪で押さえつけようとしていますが 瓢箪…
[道歌] くらぶれば 長し短し むつかしや 我慢の鼻の おきどころなし 天狗は空想物 しかしながら 象に対しては 大津絵の中でも 写実的です 昔の絵師は 江戸への道中の本物を見たのだろうか 「天狗と象の鼻比べ」とも呼ばれている絵でもあります 違ったものを…
[道歌] 有りったけに 飲みあけたりし 身のなんぎ 一文奴 一文もなし 瓢箪にまたがり 思いっきり飲んでいます 心地よい気分でしょうね 飲酒の良さは 残念ながら下戸の私にはわかりません 少しくらいお酒をたしなんだ方がいいのでしょうね 左上の唐辛子は 壁に…
あけましておめでとうございます 今年もよろしくお願いいたします 「萬歳」正月に えぼし姿で家々を回って祝いの歌をうたったり踊ったりする芸人 少々お疲れ気味でしょうか 鼓の方 がんばっていただきたいです 門付けご苦労様です
馬にのる狐の図もありますが この図は馬が宝珠をのせ 馬の手綱を狐がひき 狐は蔵の鍵をくわえている 何を表しているのか正直わかりません 勉強不足です ごめんなさい 雰囲気では めでたさが感じられますが 予想はだめですねm(__)m
バランスが大切な画題です 道歌をいれるといいのでしょうね 書については今自信がありません 暫く書を怠けていましたから 真面目に筆を持ちましょう [道歌]聖人の教えを聞かずついに身を ほろぼす人のしわざなりけり 教室でダイレクトに団扇に描いてみました…
[道歌] 瓢箪に 似たる思案の猿知恵で いつ本心の鯰押さえん [俳句] 憎らしい 人の心も なまず哉(かな) 本心 人の心 どちらの句にも 心が入っています 昔より 心とは 捉えどころのないものなのですね 自分の心さえ不確かです 瓢箪に代わるものを探し当てたい…
毛槍(けやり)の中心が少しずれてしまいました でもこの奴はコミカルで楽しく描けました もう3月です 月日の経つのが早くて 季節に乗り遅れてしまっています 元気の出るきっかけを探しています(-。-)y-゜゜゜