大津絵/瓢箪鯰(ひょうたんなまず)

何度も出てくる画題ですが その時の体調や気持ち次第で 絵の雰囲気が変わるように思えます

猿知恵の愚かさを表しているのです 大津絵によく出てくる猿ですが 猿=人間でしょうか しみじみと考えさせられるのです

この絵のサルは特におじいさんの顔らしく描いています そして水面に足を浸けている姿は珍しいのです

[道歌] 瓢箪に似たる思案の猿知恵で いつ本心の鯰おさえむ