2023-01-01から1年間の記事一覧

大津絵/金太郎(金時)

やっぱり金太郎なら この絵がお気に入りです 童謡唱歌を思い出しています この絵には2番の歌詞がピッタリでしょうか 🎶足柄山の山奥で けだもの集めて相撲のけいこ ハッケヨイヨイ ノコッタ ハッケヨイヨイ ノコッタ🎶

大津絵/金時(きんとき)

金時=坂田金時 金太郎は幼名です この絵の存在は知っていましたが クマを持ち上げる金太郎の絵の方を好んで描いていましたから 苦手といえば苦手です 上下の物体は苔むした岩を表しています 金時の力強さが届けられましたでしょうか 端午の節句の出番待ちで…

大津絵/鬼の寒念仏・貝合わせ

旧暦のひな祭りもそろそろ近づいて おひな様たちも来年に向かいお休みになられる頃だと思います 二十数年前に仕上げた「貝合わせ」を見つけました 下地の金色は未だに色あせていなかったのは驚きです 十年前に二度投稿していますが 写真を消去してしまってい…

大津絵/頼光(らいこう)

源頼光(みなもとのよりみつ)が坂田金時らと共に大江山の酒吞童子退治に出かけました この絵はその帰り道の様子を大津絵師ならではの解釈で描いたようです 酒吞童子退治=鬼退治の物語になっています 鬼と聞けば大津絵師の得意とするところだったのでしょうね…

大津絵/梅に鶯

この時期になると 梅の香りとともに「梅に鶯」が登場します 何度描いてもその時の気持ちの違いが出ているようで 以前の絵と比べることが私にとって楽しみのひとつです 朱色のない絵も久しぶりです そして薄墨の大事さも充分わかりつつありました 【道歌】我…

大津絵/牛若丸・いろはカルタ『京』

いろはカルタは最終になりました 『ん』が『京』となるのが いろはカルタ の常なのですね 牛若丸が五条の橋の擬宝珠の上に立ち 弁慶相手の勝利のポーズでしょうか 文字については 変体仮名にしたらとも思いましたが 100%伝えられることを願い投稿の文字…

大津絵/相撲・いろはカルタ『す』

相撲の決まり手の「河津掛け/かわずがけ」ですが 私はずっと「蛙掛け」と覚えていました 「蛙掛け」は旧表記でした 相撲の決まり手は現在八十二手と決められているらしいのです 今は昔ほど相撲を観ることはなくなりましたが 決まり手の多さに驚いています 巨…

大津絵/酒飲み奴・いろはカルタ『せ』

奴(やっこ)を改めて検索してみました 最初に 下僕 しもべ とでてきました 次に 江戸時代の武家の中間(ちゅうげん) と続きます 奴とは 労働力なのです この絵のように酒にまみれて過ごしたいとの夢を見ているのでしょう ひたすら酒を飲み酔っている間は幸せな…

大津絵/大日如来

真言密教の本尊の大日如来 宇宙そのものをあらわすと言われています この絵は智拳印の印を結ぶ金剛界の大日如来です 胎蔵界の大日如来は法界定印の印を結んでいます 教室の時間内に懸命に二枚描き上げました ツッコミどころもおありでしょうが懸命さに免じて…

大津絵/福は外

今日は節分 豆まきと恵方巻の日です 投稿の図は「福は外」です もちろん「鬼は外」もあります 敢えて「福は外」にしました 何故かって? それは【道歌】に頷いてしまうからです 【道歌】福は内と口では言えど心には 鬼をだかへてまめはやすなり 我といふ心の…

大津絵/三枝の鳩・いろはカルタ『も』

古来からある「桃鳩図」を参考に描いたと思われます 鳩に三枝の礼ありとは 鳩は親鳥より三本下の枝にとまるということ 鳥でさえ親に対する礼をわきまえているというたとえ 考えさせられます それ以上に 桃の木や花に興味を持ちました 梅や桜に対して世間は夢…

大津絵/鬼の寒念佛

一ヶ月ぶりの教室参加でした 今の季節にピッタリの画題です 描き上げた2枚のどちらを投稿するか また迷っていました 良く言えば 似た状態の絵が2枚描けたということで 結果的にはいい傾向だと思われますが 微妙な違いに惑わされ決断が遅くなってしまってま…

大津絵/増賀(ぞうが)・いろはカルタ『ひ』

この絵は先代先生の創作画です 増賀は平安中期の天台宗の僧です 高い地位や名誉を捨て 仏教界を批判するようになったようです 身なりも奇怪で数多くの逸話を残しています この絵は教室で習っていませんが 先生の図録を参考に描きました 私は干魚(ひうお=干鮭…

大津絵/藤娘

静かに新年を迎えておられますか? 今 さだまさしの『精霊流し』を聞いていました 何故か眠気が覚めました もう少し夜更かししましょう